2012年08月17日

後継者

 後継者をいかに育成するか。これは、あらゆる組織や団体が直面する課題でしょう。
 スタジオジブリの宮崎駿氏の育成論。宮崎駿氏は新作映画の監督に、薫陶を重ねてきた若手を抜てきしました。そして氏が、この若手監督に対して心に決めていたことがあります。それは「作品作りには一切、介入しない」事。その為、新人監督は“手助けなし”の制作を強いられました。
 抜てきした若手は不慣れな監督業、最高責任者ゆえの孤独感、“ジブリ作品”という重圧……。それらを乗り越え、新人監督は作品を完成させました。宮崎氏は語っています。「一番責任を背負った人間が必死に考えて、“これは良かろう”ってところに、たどり着くしかないんです」と。  

Posted by mc1460 at 11:02Comments(0)TrackBack(0)つぶやき