2019年01月09日
座右の銘
アテネ五輪の男子ハンマー投げで金メダルに輝いた室伏広治氏。座右の銘は「目的と目標を定めて最短の軌道を描け」だそうです。「目的」と「目標」という言葉は似ていますが、氏は「別々のもの」と強調ししています。
それを氏が改めて痛感した出来事が、アテネ五輪から7年後の2011年にありました。当時、36歳。“ピークは過ぎた”と自分でも思っていました。だが東日本大震災の被災地を訪れ、被災者を励ます中で、思わず「メダル宣言」をしたのです。2カ月後、氏は世界陸上に出場し金メダル、翌年のロンドン五輪では銅メダルを獲得しました。
氏によれば、被災地に勇気を送りたいというのが「目的」、メダルを獲得するのは「目標」に当たる。もし、メダルを「目的」にしていたら、結果は違っていただろうと振り返っています。「『だれかのために』という思いがあるほうが、より強いエネルギーを得られる」と。(『ゾーンの入り方』集英社新書)
それを氏が改めて痛感した出来事が、アテネ五輪から7年後の2011年にありました。当時、36歳。“ピークは過ぎた”と自分でも思っていました。だが東日本大震災の被災地を訪れ、被災者を励ます中で、思わず「メダル宣言」をしたのです。2カ月後、氏は世界陸上に出場し金メダル、翌年のロンドン五輪では銅メダルを獲得しました。
氏によれば、被災地に勇気を送りたいというのが「目的」、メダルを獲得するのは「目標」に当たる。もし、メダルを「目的」にしていたら、結果は違っていただろうと振り返っています。「『だれかのために』という思いがあるほうが、より強いエネルギーを得られる」と。(『ゾーンの入り方』集英社新書)