2014年08月24日

トップの記事

 インターンシップ(就業体験)で来た女子学生に、ある地方紙が小さな書道展を取材してもらいました。原稿用紙と格闘した彼女の記事は、いい内容でした。そこで、あらためて取材し直して出来た記事は、社会面のトップを飾ったそうです。
 女子学生が取材した出展者は、病気でほとんど目が見えなくなっていました。しかし「目が見えていた証し」として、書道の作品を書き続けていたのです。
 インターン研修生でも、トップの記事を書けた。なぜなら――と、当時の社会部長は語っています。「研修生が書くわけではなく、相手が書かせてくれるわけですから」(『「知」の挑戦 本と新聞の大学Ⅰ』集英社新書)と。  

Posted by mc1460 at 08:26Comments(0)TrackBack(0)つぶやき