2014年06月09日
母への思い
上京し、板前で働く青年にボーナスが出ました。故郷の母親に仕送りをしようと手紙をしたためた。「三万円を送ります」と書きかけ、筆が止まる。少し考えた後、「三」の字に2本の縦線を書き加えて、「五」にしました。
これは、昭和のテレビドラマ「前略おふくろ様」の一場面です。五万円は時代からして大層な額だったはずです。青年には買いたいものもあったことでしょう。そんな私欲を軽々と越えた母への思いに、胸が熱くなります。
これは、昭和のテレビドラマ「前略おふくろ様」の一場面です。五万円は時代からして大層な額だったはずです。青年には買いたいものもあったことでしょう。そんな私欲を軽々と越えた母への思いに、胸が熱くなります。