2014年06月23日

沖縄慰霊の日

 沖縄戦による身元不明の遺骨が多いといわれます。その理由について遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松氏は、「兵隊より住民の犠牲が多かった地上戦であったから」と説明しています。
 30年以上も収集を行う氏によると、遺骨は一緒に見つかる持ち物から兵隊か住民かは分かるが、名前が書かれた遺品が出てこない限り、身元の特定にはつながらないという。兵隊の場合、そうした遺品が見つかるが、それでも100体のうち5体もない割合だそうです。住民にいたっては全くなかった。着の身着のままで逃げ惑った住民の過酷な状況がうかがえます。
 ガマ(壕)の奥でうずくまる少年、正座して自決した兵士など、遺骨は〝沖縄戦の証言者〟であると氏は語る。戦後69年を迎えた今でも、収集作業は続いています。きょう23日は「沖縄慰霊の日」です。  

Posted by mc1460 at 11:36Comments(1)TrackBack(0)つぶやき