2012年06月05日

東北弁

 「負げでたまっか!」「負げてらんね!」「負げねえべ!」――東日本大震災の苦難と懸命に闘う東北の人々の誓いが胸を打ちます。それぞれの人、それぞれの土地で聞く短い一言の中に、家族、地域と共に歩んできた人生の重み、断じて未来を開いてみせるという決意の深さが、ずしりと伝わってきます。
 明治以降の標準語教育の中で、長らく東北弁は〝田舎者〟の代名詞のように扱われてきました。しかしこの10年来、東北各地では、岩手県気仙地方 の『ケセン語大辞典』の編纂、山形県三川町が開いてきた全国方言大会など、豊かな歴史と文化の象徴として、方言を見直す動きが進んでいます。青森県鶴田町では今月16日から、恒例の〝外国青年による津軽弁大会〟が開かれます。

外国青年による津軽弁大会2012
http://www.aptinet.jp/Detail_display_00003392.html
  

Posted by mc1460 at 11:39Comments(0)TrackBack(0)つぶやき