2012年02月01日

素直な心

 「素直な心」。“経営の神様”松下幸之助氏は、それをモットーに掲げ、偽りのないありのままの心で人間社会を見つめ続けようとしました。

 本年はオリンピックイヤーです。シンクロナイズドスイミングの元日本代表コーチの井村雅代氏。4年前の北京オリンピックでは、中国チームのヘッドコーチに就き、悲願のメダル獲得に貢献しました。氏は「努力できる能力」のことを“心の才能”と呼び、こう教えています。「人間は理屈をこねずにやればうまくなる。だから自分の才能を信じなさい」(『あなたが変わるまで、わたしはあきらめない』光文社)
 うまくいかないと、つい、できない言い訳を探しがちです。しかし、コーチや先輩のアドバイスを素直に受け入れ、実践する選手は、自身の壁を破れるものです。

 釈尊の弟子に須梨槃特がいます。彼は、自分の名前すら忘れてしまうほど物覚えが悪かったそうです。しかし、釈尊の教えに素直に歓喜し、まじめに実践することにおいては、誰にも負けなかった。後に、普明如来の記別を受けたと説かれています。「素直な心」が大切です。  

Posted by mc1460 at 11:37Comments(1)TrackBack(0)つぶやき