2019年02月12日
手入れに心を尽くす人がいるのです
島根県の足立美術館。近現代の日本画コレクションを誇る同美術館も、49年前の開館から数年は来場者はわずかだったそうです。苦境を打開しようと、創立者の足立全康氏は敷地面積を倍増。“建物も庭も立派な美術館”を目指しました(『庭園日本一 足立美術館をつくった男』日本経済新聞出版社)
現在、5万坪の敷地に六つの庭園があります。氏は「庭園もまた一幅の絵画である」との信念で、一木一草から白砂の一粒に至るまで心血を注ぎました。氏の逝去後も、美術館職員は毎日、落ち葉拾いや庭掃除を欠かさないそうです。
身の回りにある多くのものは、庭に限らず、人知れぬ努力の積み重ねに支えられているものです。機能や美しさが保たれている陰には、必ず手入れに心を尽くす人がいるのです。
現在、5万坪の敷地に六つの庭園があります。氏は「庭園もまた一幅の絵画である」との信念で、一木一草から白砂の一粒に至るまで心血を注ぎました。氏の逝去後も、美術館職員は毎日、落ち葉拾いや庭掃除を欠かさないそうです。
身の回りにある多くのものは、庭に限らず、人知れぬ努力の積み重ねに支えられているものです。機能や美しさが保たれている陰には、必ず手入れに心を尽くす人がいるのです。