2018年06月22日
ひめゆりの心
「戦争のない時代に生まれたかったということを生き残ったらのちの人々に伝えてほしい」――沖縄戦に出陣する鉄血勤皇隊の壮行会で男子学生が語った言葉です。学生は戦地に散り、帰ることはなかったのです。
その言葉を聞いた一人に、ひめゆり学徒隊の生存者・宮良ルリさんがいます。沖縄戦末期、避難先の壕で米軍のガス弾攻撃から奇跡的に助かりました。戦後は、この学生の言葉を胸に、ひめゆり平和祈念資料館の証言員として、凄惨な沖縄戦と命の尊さを、語り伝えてきました。
戦後70年が経過した3年前の3月、同資料館では、戦争を体験した証言員による講話を、高齢化などの理由で終了しました。一方で、若い世代の「説明員」を養成し、“ひめゆりの心”を伝え続けています。
その言葉を聞いた一人に、ひめゆり学徒隊の生存者・宮良ルリさんがいます。沖縄戦末期、避難先の壕で米軍のガス弾攻撃から奇跡的に助かりました。戦後は、この学生の言葉を胸に、ひめゆり平和祈念資料館の証言員として、凄惨な沖縄戦と命の尊さを、語り伝えてきました。
戦後70年が経過した3年前の3月、同資料館では、戦争を体験した証言員による講話を、高齢化などの理由で終了しました。一方で、若い世代の「説明員」を養成し、“ひめゆりの心”を伝え続けています。