2018年06月19日

ある壮年の信仰体験

 70代の壮年が転倒し、複雑骨折しました。以来、出歩くのが怖くなり、家に閉じこもるように。1人暮らしで悩みを抱え込みがちな彼だが、周囲の励ましを力に再起を誓ったそうです。
 人工関節にする手術は成功。懸命のリハビリに挑む。手術に臨む前、彼が語っていました。数年前、がんに侵された時、親身になってくれた先輩の言葉を思い起こしたという。「同じ病の体験者として言うよ。『担当する医師が名医の働きをするように』と強く祈ることだ」と。
 悩みや困難に直面すると、絶望して諦めるか、何とかなると甘く考えてしまうのが人間のさがです。だが、それでは何一つ変わらない。環境に委ねる受け身の心を排し、「必ず打開してみせる」と決め、自ら行動を開始することだ。過去は変えられないが、現在の行動で未来を変え、過去の意味を変えることができる。強き祈りは、その偉大な一歩であるのです。  

Posted by mc1460 at 11:44Comments(0)TrackBack(0)つぶやき