2017年08月08日
大切な母のため
少年は、父を戦争で失い、内職で手袋を編む母に育てられました。別々に編んだ手の甲と手首の部分をつなぐ作業に、いつも母は苦労していました。そこで機械好きの少年は、簡単に縫い合わせることのできるミシンを発明したのです。
この“少年”は、後にニット製品を立体的に丸ごと編める機械を開発し、ファッション界に衝撃を与えた島正博社長(島精機製作所)です。利潤のためだけでなく、“大切な母のため”という純粋な思いと努力が原動力となって、多くの人々を助ける機械は世に送り出されたのです。
この“少年”は、後にニット製品を立体的に丸ごと編める機械を開発し、ファッション界に衝撃を与えた島正博社長(島精機製作所)です。利潤のためだけでなく、“大切な母のため”という純粋な思いと努力が原動力となって、多くの人々を助ける機械は世に送り出されたのです。