2017年06月27日

単独トップ

 昨日、6月26日(月)に行われた第30期竜王戦決勝トーナメントで藤井聡太四段が勝ちました。藤井聡太四段はこれでデビュー後負けなしの29連勝を達成し、歴代連勝記録の単独トップとなりました。すごいですね。
 将棋の指し手の数は、可能性としては、どのくらいあるか。米国カーネギー・メロン大学の金出武雄教授によると「十の三十乗」くらいで、地球上の空気に含まれる分子の数より多いという(羽生善治著『決断力』角川書店)
 将棋では、相手の指し手によって、こちらの指し手も変わる。過去の経験やデータは大事ですが、それでも、戦局がどう動くか、未知の部分が多い。思い切って一手を繰り出す勇気と決断が問われます。
 将棋は伝統文化の一つでもあり、様式美を味わうといった楽しみ方もありますが、羽生善治氏は手厳しい。「将棋は厳然と勝ち負けの結果が出る。『道』や『芸』の世界に走ると言い逃れができる。だが、それは甘えだ」と。
 藤井聡太四段の連勝はどこまで続くのでしょうか。楽しみです。  

Posted by mc1460 at 11:42Comments(0)TrackBack(0)つぶやき