2015年07月15日

母親から荷物

 幼少の頃に戦争体験を持つ人の話です。ある日、学童疎開先に東京の母親から荷物が届きました。中身の粗末な衣類には、かわいい動物が刺繍されていました。家族と離れ、さびしがるわが子を直接、抱きしめることはできない。その代わり、一針一針に込めた愛情で包み込んであげたい。そんな母の思いが伝わる縫い目に勇気がわいた、と述懐してます。  

Posted by mc1460 at 11:48Comments(0)TrackBack(0)つぶやき