2015年06月25日

阪東妻三郎

 無声映画から音声付きのトーキー映画に時代が移ったとき、“阪妻”こと、阪東妻三郎の甲高く細い声にファンは失望したという話が残されています。
 “阪妻”はその後、ボイス・トレーニングを重ねましたが、無理がたたって、しゃがれ声になってしまったそうです。だが、このほうが凄みが出ると、その独特な声で人気を博していったそうです。
 降り掛かった不運を“どうして私が”と嘆くか、“今の私だからこそ、できることがある”と転換できるか。捉え方次第で心が変わり、その瞬間が人生の分岐点にもなり得るのです。  

Posted by mc1460 at 12:40Comments(1)TrackBack(0)つぶやき