2015年06月07日

道を開く”苦労の生涯

 青森が生んだ「板画家」棟方志功は、“道を開く”苦労の生涯でした。小学校の図画では、手本に似せて描かないために満足な成績をもらえず、後年、画家を志し、挑んだ「帝展」では落選続きでした。
 その後、版画に進みましたが、納豆売りをしてしのいだ日々もあったそうです。「ほんとうのものは大抵はいたましい中から生れる」。陶芸家の河井寛次郎から贈られた言葉を作品に残しました。
 苦に徹してこそ、本物が生まれ、磨かれていく――その揺るがぬ信念を自身の生命にも彫り込んだ人生は、誇り高い輝きを放っています。  

Posted by mc1460 at 08:55Comments(0)TrackBack(0)つぶやき