2014年03月28日

人材で決まる

経済産業省の研究会の報告書が、社会人に必要な三つの基礎力を提示しています。①自ら「前に踏み出す力」②課題を発見し解決するための「考え抜く力」③多様な人と目標に向けて協力する「チームで働く力」の3点です。
「責任感がない」「組織になじまない」「簡単に辞めてしまう」と言われる現代の若手社員。その対策として、同省は産業界と連携して、大学での実践的なモデル授業を開発するそうです。
「人を得る者は昌え、人を失う者は亡ぶ」。これは「三国志」で、呉の後継者・孫権が「私は父や兄の事業を受け継いだが、どんな方法でこれを守っていけばよいか」と尋ねた際、重臣の周瑜が答えた言葉です。この言を容れて、孫権は魯粛、諸葛瑾(孔明の兄)ら有能な人材を集め、呉は栄えていきました。
「興亡は人材で決まる」とは永遠の法則。とりわけ生き残り競争をかけた今、どこの企業も、団体も、優秀な人材の確保に懸命です。社会人の基礎力育成が打ち出された背景も、産業界からの強い要請なのでしょう。
  

Posted by mc1460 at 11:31Comments(0)TrackBack(0)つぶやき