2014年03月17日
一本の道
「あかあかと 一本の道 とほりたり たまきはる我が 命なりけり」。一本の道があかあかと日に照らされて続いている。この道こそが、わが命であり、進むべき道である――。歌人・斎藤茂吉は詠みました。
斎藤茂吉は師匠の伊藤左千夫が亡くなり、歌人として、どう進むべきか。この一首は、自身の問いに対する茂吉の答えでした。「一本の道」とは師が示した道。その道を命をかけて、どこまでも進むという決意を表しています(永田和宏著『近代秀歌』岩波新書)
斎藤茂吉は師匠の伊藤左千夫が亡くなり、歌人として、どう進むべきか。この一首は、自身の問いに対する茂吉の答えでした。「一本の道」とは師が示した道。その道を命をかけて、どこまでも進むという決意を表しています(永田和宏著『近代秀歌』岩波新書)