2014年03月11日

心のケア

今日で東日本大震災3年です。阪神・淡路大震災以来、「心のケア」という言葉が広まりました。ケアの言葉の起源は、数千年前のゲルマン系言語にさかのぼるといわれています。
意味は、「悲しみのあまり叫びをあげる」こと。困難に直面する人を見て自分自身が声をあげ、悲しむことをいいます。仏法でいう「同苦」に通じます。
「御心のうちをしはかるこそなみだもとまり候はね」(創価学会版・御書1509ページ)。「おもひやり候へば涙かきあへられず」(同1585ページ)。御書のいたるところ、涙の痕が見えます。家族を亡くした人の心中を「推し量り」、戦火や病に亡くなった人々に思いを馳せ、同苦する。これが日蓮大聖人です。  

Posted by mc1460 at 11:34Comments(0)TrackBack(0)つぶやき