2013年10月28日
ニワトリ
近世の沖縄を代表する政治家の程順則(名護親方)。彼は、庶民の教育に力を注ぎ、琉球初の学校「明倫堂」を設立した教育者でもありました。
少年時代の順則に、こんなエピソードがあります。ある日、近くにいたニワトリを捕まえてきた友人から、「このニワトリを食べよう」と誘われました。順則は「そのニワトリは、君のものではないだろう」と止めるが、友は耳を貸しませんでした。順則は「ならば、私の家で料理しよう」と自宅に招き、ニワトリをごちそうしました。
数日後、友人は、食したはずのニワトリが生きているのを見ます。実は、順則は、自分の家のニワトリを処分し、食べさせてくれたのです。誠意をもって、過ちを正そうとした順則に、友人は深く恥じ入ったそうです。
少年時代の順則に、こんなエピソードがあります。ある日、近くにいたニワトリを捕まえてきた友人から、「このニワトリを食べよう」と誘われました。順則は「そのニワトリは、君のものではないだろう」と止めるが、友は耳を貸しませんでした。順則は「ならば、私の家で料理しよう」と自宅に招き、ニワトリをごちそうしました。
数日後、友人は、食したはずのニワトリが生きているのを見ます。実は、順則は、自分の家のニワトリを処分し、食べさせてくれたのです。誠意をもって、過ちを正そうとした順則に、友人は深く恥じ入ったそうです。