2013年10月02日

歴史の主役

 新しい活力は「周縁」に生起します。停滞を打ち破るみずみずしい希望と力は、遠方から到来し、再び世界全体を生き生きとよみがえらせます。それが歴史の法則 といえそうです。
 インドに釈尊が誕生し、仏教を弘めたのは、紀元前5世紀ころ。が、それも歴史の激浪にさらされ、紀元4世紀ころから衰退へと向かいました。舞台を移し、6世紀、仏教は中国・天台大師のもとで新たな展開を見せます。そして13世紀、日本に生まれた日蓮大聖人は、民衆仏法への確かな礎を築かれました。
 大聖人は、自らを「遠国の者・民が子」(創価学会版・御書1332ページ)と宣言されています。中央の都の者ではなく“遠く離れた辺地に生まれた民の子”との仰せなのです。歴史の主役は“時”と“所”を変えつつ出現する、といえるのではないでしょうか。  

Posted by mc1460 at 11:40Comments(0)TrackBack(0)つぶやき