2018年09月29日

10秒の壁

 陸上・男子100メートルで日本人初の“10秒の壁”を破る快挙を達成した桐生祥秀選手。つい先日かと思っていたら、昨年の9月9日の日本学生対校選手権のことでした。
 レースの号砲を鳴らすスターターも、専門的な視点からレースを見つめていました。決勝レースが迫っても、会場には強い風が吹いていたのです。好記録が出ても、風速2メートル超の追い風になると「参考記録」になってしまうのです。スターターはコース脇にある吹き流しを観察しました。「ビュー、ピタ、ビュー」。風は一度吹いた後、3秒ほど弱まり、また吹くことに気付く。このリズムをもとにスタートのタイミングを計り、号砲を鳴らしたのです。
 レース後、「9秒98」を示した電光掲示板には「+(追い風)1・8メートル」の文字も点灯。記録は公認されたのです。  

Posted by mc1460 at 11:40Comments(7)TrackBack(0)つぶやき