2017年02月18日

シートーヤー

 農家が丹精込めて育てたサトウキビを圧搾して、そのしぼり汁を煮詰めて作る「黒糖」。10キロのサトウキビからできる黒糖は1キロ程度。ひとかけらの黒糖に、多くの人々の労苦が凝縮しています。
 「沖縄・宮古島伝統の黒糖を作ろう」。と、宮古伝統文化保存委員会が、昔ながらのシートーヤー(製糖小屋)を再現しました。この再現の模様を記録して出版した、教育者の宮国猛さんは「戦後の宮古伝統の黒糖作りの原点」と高く評価しています。事実、再現後、島の各地でシートーヤーによる黒糖作りが盛んに行われたそうです。  

Posted by mc1460 at 11:46Comments(1)TrackBack(0)つぶやき