2017年02月05日

2人を引き合わせたのは

 障がいの三重苦に屈せず、福祉事業に尽くしたヘレン・ケラー。その可能性を開花させたのは教師アン・サリバンといわれるが、2人を引き合わせたのは、電話を発明したグラハム・ベルだったそうです。
 ベルは聴覚障がい者の教育に携わっていました。文明史を変えた電話の発明も“耳が聞こえない人々を、孤独から救いたい”との思いで始めた研究がきっかけだった(『孤独の克服 グラハム・ベルの生涯』NTT出版)。
 後にヘレンは、ベルとの出会いを「私を闇から光へ、孤独から友情、知識、愛の世界へ導いてくれる門戸」(岩橋武夫訳)と記しています。
 “真の贅沢とは、人間関係の贅沢だ”とサン=テグジュペリは書いていますが、人生で、孤独ほどつらいものはなく、人との出会いほどの宝はありません。  

Posted by mc1460 at 14:48Comments(0)TrackBack(0)つぶやき