2017年02月14日

大阪取引所

 大阪市中央公会堂の近くにある大阪取引所。白亜の建物の前にある像が今、人気の観光スポットになっています。大阪の経済発展に功績を残した五代友厚の像で、昨年ブレークした、NHKの朝の連続テレビ小説の影響です。
 「東の渋沢、西の五代」といわれ、日本資本主義の父・渋沢栄一と並び称される五代は、数多くの事業を起こしますが、その多くは共同事業でした。明治初期はまだ、商売や事業が「家業」として行われていた時代。さまざまな人々と手を結び事業を展開する手法は、当時としては斬新でした。
 「商社合力」。五代は、自らの事業の進め方をそう表現しました。渋沢もまた、自らの事業に対する考え方を「合本主義」と語っています。多くの人と団結して事業を進めていくことを、2人は信念としたのです(『商都大阪をつくった男 五代友厚』NHK出版)  

Posted by mc1460 at 11:39Comments(0)TrackBack(0)つぶやき