2016年11月08日

脇役の本望

 美術展などの照明技師として働く人の話です。芸術作品を心地よく鑑賞してもらえるように光を当てたいが、一方で、作品の劣化を防ぐには光を抑えなくてはならず、とても神経を使う仕事だそうです。
 次に切り出した言葉が、興味深かった。「鑑賞した人から『今回の照明、とても良いね』と言われるのは、僕らには褒め言葉ではない」。主役を引き立たせるのが脇役の本望。陰の仕事が目立つのは失敗、ということらしい。  

Posted by mc1460 at 14:26Comments(0)TrackBack(0)つぶやき