2016年06月28日

ロベルト・クレメンテ賞

 男子小学生が将来なりたい職業の1位は、昔も今も変わらず「スポーツ選手」だそうです。海外で活躍する一流選手らの姿に触発を受け、汗を流す子どもたちも少なありません。
 現役選手には必ずといっていいほど、幼いころに憧れた選手がいます。その姿を見て、いつの間にか自分も頑張るようになった――と。憧れの選手は、何にも勝る成長の目標となるのです。
 米大リーグのシアトル・マリナーズが行っている地域貢献活動「DREAM」には①薬物防止②自他共への尊敬③高い教育④態度・振る舞い⑤やる気――を触発する意味が込められています。単に夢を語るのではなく、人生で大切なことを、自らの存在を通して子どもたちに伝えていくのです。
 特筆されるのは、この取り組みが、年間162試合という過密スケジュールのシーズン中に行われている点です。また大リーグには、毎年、社会貢献に尽くした選手に贈られ、高い権威を持つ「ロベルト・クレメンテ賞」があります。一流の選手は、社会に尽くす〝一流の人格者〟でもあるべきだ、という考えが根付いているのです。  

Posted by mc1460 at 11:48Comments(0)TrackBack(0)つぶやき