2016年06月02日

互いに利益を得る

 生活や商品サービスなどに、ゲームの要素を取り入れる“ゲーミフィケーション”が増えているようです。例えば「歩数競争」。歩数計の数をネットでつなぐと、全国の参加者との比較が可能になる。自ら想定した“ライバル”とゲーム感覚で競い、健康増進への励みにしていきます。
 この“ゲーミフィケーション”は、「一人では、継続するのがつらい領域」で応用しやすいといわれています。ダイエットや禁煙、勉強に加え、燃費を競うサイトもあります。“エコ運転”を競うことで、環境問題にもひと役買っていますね。
 競争にも2種類あります。誰かが勝って利益を得ると、誰かが負けて不利益を被り、全体では利益と不利益の総和がゼロになる「ゼロサム・ゲーム」。もう一つが、互いに利益を得る「互恵的」な競争。当世の“ゲーミフィケーション”は後者で、競争を目的のための手段として、うまく利用しているようです。  

Posted by mc1460 at 13:33Comments(0)TrackBack(0)つぶやき