2015年12月21日

自分へのこだわりは・・・

▼人生の転機は「些細な出来事だった」。元大リーガーで、アメリカSGI(創価学会インターナショナル)メンバーのオーランド・セペダ氏は、自伝(潮出版社刊)で、そう綴っています。
 人生の転機は「些細な出来事だった」。と、元大リーガーで、アメリカSGI(創価学会インターナショナル)メンバーのオーランド・セペダ氏は、自伝(潮出版社刊)で、そう綴っています。
 彼はある時、日本からの交流メンバーの受け入れで、荷物運びを頼まれました。彼は、現役時代の1960年代、最も恐れられた強打者の一人で、花形選手だった氏。「とんでもない! 俺は、痩せても枯れてもオーランド・セペダだ」。声を荒げて断ったそうです。が、その夜、勤行をしていてふと気付いたのです。錆びついた自尊心が自身の成長を妨げてはいないか、と。翌日、空港には黙々と荷物運びをする氏の姿があった。この時を境に何かが吹っ切れ、エゴのようなものが消えていくようになったと綴っています。
地位や名声。過去の実績。自分へのこだわりは心の鏡を曇らせる場合が多い。成長したい、幸せになりたいと願いながら、逆に自身への執着で自分の足を引っ張っている。そのことに人はなかなか気付かないのです。 
 大きな理想に生き、友に尽くす。そして日々、自身と深く向き合う祈りの中で、心は磨かれ、歪んだプライドは正されていきます。セペダ氏の人生は、そのことを教えてくれています。昨日の自分を超え、日々、新しい自分をつくる。そのたゆまぬ“自分磨き”が幸福への王道なのです。
  

Posted by mc1460 at 11:30Comments(0)TrackBack(0)つぶやき