2015年04月22日

反意語同士で熟語

 「善悪」「強弱」「勝敗」――反意語同士で熟語になると、良いとされるものが先にくる場合が多いですね。一方、「貧富」「禍福」のように、良いことが後に続く場合もあります。
 「禍福はあざなえる縄の如し」といえば、人の不幸も幸福も、わら束がより合っている縄のように、表になったり裏になったりする意味です。「禍」から「福」の語順には、災いを転じて福にしたいという、人間の太古からの切なる希望が感じられます。
  

Posted by mc1460 at 11:34Comments(0)TrackBack(0)つぶやき