2015年04月12日

学ぶとは素読することだったそうです

 古にさかのぼれば、学ぶとは素読することだったそうです。「読書百遍意自ら通ず」と言うように、口に出し、覚えるほどに読み込むなか、文章の深い意味へと理解が及ぶのです。
 福沢諭吉は若き日、古典の大著『春秋左氏伝』を11度も読み返し、面白い部分は暗記したという逸話があります。名文には人間を鍛える力がある。しかも、人生の経験を重ねると、心に刻んだ一文は時に通途の解釈を超えます。そして、その人独自の指標として新しい輝きを放ちゆくのです。  

Posted by mc1460 at 11:05Comments(0)TrackBack(0)つぶやき