2014年01月19日

 城の多くは個性的な別名を持っています。兵庫の姫路城は優美な「白鷺(しらさぎ)城」。隣県の岡山城は「烏城」と親しまれ、剛健な黒さが強調されています。白と黒を併せ持つのが、島根の松江城。天守閣の美観から「千鳥城」とも言われています。古来、築城には人柱の悲しい伝説がつきまとっています。松江城にも、そうした話があり、作家・小泉八雲が書き残しています。
その一方、松江城の天守には、他の城には例のない「寄木柱」という強固な柱が百本以上、現存しています。これは、松の一本柱の周囲を板で寄せ合わせて囲み、かすがいで留め、金輪で締めて太い柱にしたもの。通常の柱より強度が優れる仕組みだそうです。  

Posted by mc1460 at 17:17Comments(0)TrackBack(0)つぶやき