2014年01月04日
我こそはローマ人なり!
「ローマ帝国」に関心が向いているそうです。なぜか? 現代世界へのヒントを得ようとの意図からです。「ローマ帝国」は紀元前8世紀に始まり、その後、東西に分裂しつつも、西暦15世紀まで続きました。なぜ、これほど存続し得たのか。その秘密は、卓越した〝システム″にあったといわれています。
草創の活力を、いかにたもち抜くか。規律や号令だけで持続させることはできない、とローマ人たちは考えました。そこで彼らは試行錯誤を重ねながら、独自の政治的・社会的システムを作り上げたのです。
その特徴は「開放性」にあります。これは、古代世界にあって、これは注目すべきものでした。一例を挙げると、平民であっても、元老院議員、執政官という要職に就くことができました。他民族にも、ローマの市民権を広く与えました。そうした柔軟なシステムが、ローマ人を成功させる要因になったのです。
この開放性を支えたものは、強い帰属意識です。「我こそはローマ人なり!」との誉れと絆があったればこそ、一人ひとりの〝内発の力″は大いにはぐくまれ、活躍の舞台は時空を超えて広がったのです。
草創の活力を、いかにたもち抜くか。規律や号令だけで持続させることはできない、とローマ人たちは考えました。そこで彼らは試行錯誤を重ねながら、独自の政治的・社会的システムを作り上げたのです。
その特徴は「開放性」にあります。これは、古代世界にあって、これは注目すべきものでした。一例を挙げると、平民であっても、元老院議員、執政官という要職に就くことができました。他民族にも、ローマの市民権を広く与えました。そうした柔軟なシステムが、ローマ人を成功させる要因になったのです。
この開放性を支えたものは、強い帰属意識です。「我こそはローマ人なり!」との誉れと絆があったればこそ、一人ひとりの〝内発の力″は大いにはぐくまれ、活躍の舞台は時空を超えて広がったのです。