2013年06月21日

亭主関白

 夫が一歩下がると家庭はうまくいくといわれています。かつては、夫が絶対的な力を握っている家庭も少なくなかったですが、気ままに振る舞い、妻には従うことを強いるような夫は、もはや過去の遺物かもしれません。
 そんな今、「全国亭主関白協会」なる団体が注目を集めています。この団体、家族に君臨する“亭主関白”を目指すのかと思いきや、その反対なのです。本来、「関白」とは天皇を補佐するナンバー2であり、最高位の人を助ける役割を意味します。また「亭主」も、茶を振る舞い、客人をもてなす人の意味なのです。そう捉えて、“上手に妻の尻に敷かれる心とワザを持つ亭主力”を磨こうと訴える(『亭主力』天野周一著、角川SSC新書)
 同協会では、夫婦間の関係悪化を止める“魔法の言葉”を唱和しています。曰く、「ありがとう」をためらわずに言おう。「ごめんなさい」を恐れずに言おう。「愛してる」を照れずに言おう。さらに、こうアドバイスしています。(1)はじめは心を入れなくてもいい(2)仕事と考えて言おう、と。少しでも言葉を出しやすくする工夫でしょう。  

Posted by mc1460 at 11:35Comments(0)TrackBack(0)つぶやき