2013年03月26日

年度

 3月は、決算や人事異動、進学・進級など、何かとあわただしい「年度末」です。3月で「年度」を区切るようになった理由は何か。そのルーツは、明治時代にさかのぼるそうです。当時の税収の主力は、田畑や宅地、山林など、土地から生ずる収益に課す「地租」でした。そこで、農作物の耕作のサイクルに合わせて「会計年度」としたことに始まる、との説です。
 学校の4月入学が定着していったのも、会計年度に合わせるのが合理的だったからだようです。年度は、自然の移ろいに合致しています。季節とともに新しい前進を開始することには、生命のリズムとの符合を感じる事ができます。ともすれば惰性に流されがちな人間にとって、こうした節目は、自らを奮い立たせるチャンスであると捉えたいものです。  

Posted by mc1460 at 11:12Comments(0)TrackBack(0)つぶやき