2018年02月27日
呼吸で酸素を得るには
脊椎動物が陸上に進出したのは約4億年前の事です。その理由は今日も研究の途上ですが、呼吸で酸素を得るには、水中よりも大気中が、はるかに有利なことは確かです。
水が含む酸素の最大量は、同じ体積の空気に比べて約30分の1しかないそうです。しかも水は大気に比べて重く、魚がえらに新鮮な水を送り込むには、大変な労力を要します(岩堀修明著『図解・内臓の進化』講談社)
だが半面、魚のえらは限られた酸素を最大限に取り込む機能を発達させました。その能力は陸上動物の肺を上回るという。一方、陸に上がった脊椎動物は、乾燥や重力という新たな“難敵”と戦うことで、進化していったのです。
水が含む酸素の最大量は、同じ体積の空気に比べて約30分の1しかないそうです。しかも水は大気に比べて重く、魚がえらに新鮮な水を送り込むには、大変な労力を要します(岩堀修明著『図解・内臓の進化』講談社)
だが半面、魚のえらは限られた酸素を最大限に取り込む機能を発達させました。その能力は陸上動物の肺を上回るという。一方、陸に上がった脊椎動物は、乾燥や重力という新たな“難敵”と戦うことで、進化していったのです。