2018年02月01日

「現場」に発展の鍵

 英語の「spot」には「場所・現場」のほか、「見つける」等の意味があります。机上で終わらせず実際の場所に立てば、新しい発見があるものです。
 長崎のテーマパーク・ハウステンボスの澤田秀雄社長は、現場第一の人です。8年前、18年間の赤字が続く同社の再建を託されるも、冬季の集客率の低さに悩まされました。打開策を探そうと、園内をくまなく歩いて回ったそうです。
 日暮れが早く、花も咲きづらい。その中で思い付きました。「暗いなら明るく、花が咲かないなら“光の花”を」と。多数のLEDで、世界最大級のイルミネーションを考案。日が短い分、華やかな演出を長く観賞してもらえると発想を変えました。その結果、冬季に多くの客を呼び込むことに成功。創業から初めて経営が黒字に転じたのです。
 いかなる分野においても「現場」に発展の鍵があるのですね。  

Posted by mc1460 at 14:01Comments(1)TrackBack(0)つぶやき