2016年08月24日
ドナルド・キーンさん
日本文学を研究するドナルド・キーンさんは、戦時中、米海軍の語学士官として、ハワイ州真珠湾の基地に派遣されました。任務は、押収した日本軍の文書の翻訳でした。
中に日本兵の日記があった。最初は「挙国一致」などの決まり文句が並び、威勢が良かった。だが、形勢が傾き、食糧補給も絶たれると、日記には深い苦悩、家族への切なる思いがつづられるようになりました。
キーンさんは、極限に立つ人間の“真情”から発した言葉に、胸を打たれたそうです。この経験が日本文学研究者への原点になったそうです。
中に日本兵の日記があった。最初は「挙国一致」などの決まり文句が並び、威勢が良かった。だが、形勢が傾き、食糧補給も絶たれると、日記には深い苦悩、家族への切なる思いがつづられるようになりました。
キーンさんは、極限に立つ人間の“真情”から発した言葉に、胸を打たれたそうです。この経験が日本文学研究者への原点になったそうです。