2016年08月05日

甲子園と王貞治さん

 98回を数える夏の高校野球選手権大会が7日から始まります。
 早稲田実業の選手で1年の夏から3年の春まで4季連続の甲子園出場した王貞治さん。優勝も経験し、投手としてノーヒットノーランも達成。華々しく活躍したが、野球人生を決定付けたのは、予選での1度の敗北だったと本人が語っています。
 それは最後の夏、甲子園を懸けた東京大会の決勝戦。早実は明治高に延長12回、6―5で逆転サヨナラ負け。卒業後は大学進学と決めていたが、「何かをやり残した」という思いがぬぐえなくなり、プロの道に進むことになる(『もっと遠くへ』日本経済新聞出版社)
 悔し涙が、その後の猛練習を支え、世界のホームラン王を生んだともいえるだろう。勝負は絶対に勝たねばならない。そのために必死に練習する。その厳しさの中で、たとえ敗れても自己の限界を超え、努力する姿勢は残る。目標に向かって戦う命は次の勝利を必ず開いていくものです。  

Posted by mc1460 at 14:13Comments(0)TrackBack(0)つぶやき