2015年08月28日

なぜ、沖縄に中華街は存在しなかったのか

 「なぜ、沖縄に中華街は存在しなかったのか」。沖縄の歴史劇作家の亀島靖氏に、よく寄せられる質問だそうです。
 14~19世紀にかけて中国との交易が盛んに 行われた琉球。当時、琉球に渡り定住するようになった中国人は、「久米三十六姓」と称され、その子孫に、琉球を動かした偉人をも生み出してきました。
 氏は、こうした歴史を踏まえ、琉球人は生活の中まで中国人を受け入れたため、華僑のような中国人どうしで結合する団体が形成されにくくなり、その結果、「中華街」 は存在しなかったのであろう、と分析しています。むしろ、琉球は異国の人々を〝開かれた心〟で包み込み、独自の豊富な文化を生み出していったといえるのです。  

Posted by mc1460 at 11:43Comments(0)TrackBack(0)つぶやき