2014年07月26日

子どもと大人の視点

 子どもと大人の視点は違います。目線の高さはもちろん“観察力”や“発見力”においても違っています。
 神奈川・箱根町にある「森のふれあい館」の石原龍雄館長は、東京創価小学校のサマーセミナーが同館で行われたときのことを述懐して語っています。ある児童が一匹の虫を捕まえてきて、こう言ったそうです。「この虫、初めて見た。名前は何と言うの?」石原龍雄館長は“ただの小形のカミキリじゃないかな”と思ったそうです。しかし児童があまりに熱心なので調べてみると、クビアカトラカミキリと判明しました。驚いたことに、箱根には生息していないとされていた虫で、この地に侵入した初期段階の記録として、貴重な発見になったという。館長は微笑んだ。「まさか“箱根にいる″なんて思っていないから、私たちが先に見つけても見過ごしていたはず。子どもの好奇心は大人にいろいろなことを教えてくれますね」と。  

Posted by mc1460 at 11:40Comments(2)TrackBack(0)つぶやき