2013年11月16日

褒めることで

 人間は、褒められた方がより記憶でき、効果的に学習できることが科学的に証明されたそうです。携わった生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘教授は、「教育やリハビリの現場でも、褒めることが効果的な習得につながるのでは」と話しています。
 教師として「実践記録」を綴ってきた教師の話です。当初は、目につく子どもの欠点ばかりを書いていたそうですが、途中から「プラス志向の記録」を心掛けるようにしました。結果、一人一人の「よさ」に目を向け、褒めることで、互いを認め、尊敬する“学級文化”が生まれたそうです。
 では、具体的に何を褒めるのがいいのか。米国の心理学者、C・ドゥエック博士の実証研究によれば、「能力」を褒めるか、「努力」を褒めるかで、結果は異なるそうです。何にでも挑戦し、失敗にもめげないのは、「努力」を褒められた子たちだという。才能は努力次第で伸びるという“増大的知能観”を得るからです(『「やればできる!」の研究』草思社)  

Posted by mc1460 at 11:42Comments(0)TrackBack(0)つぶやき