2013年07月16日

伴走者

 2007年7月16日午前10時13分、新潟県柏崎市などで、震度6強を観測した新潟県中越沖地震が今日で6年の年月が流れました。だが、時は移れども、多くの人は当時のことを鮮明に覚えていることでしょう。
 言い知れぬ悲しみや苦しみを体験した人が生きていくためには、「語りなおすという心の作業」が必要です――これは、阪神・淡路大震災を経験し、東日本大震災について積極的に発言する、哲学者の鷲田清一氏の言葉です(『語りきれないこと』角川学芸出版)。
 ”あの日”からの出来事、気持ちを言葉にして心を整理することはつらい作業。だからこそ、その人が語りきるまで耳を傾ける”伴走者”が欠かせない、とも語っています。  

Posted by mc1460 at 11:32Comments(0)TrackBack(0)つぶやき