2012年03月16日
新しい挑戦に年齢は関係ない。
日本語学者の大野晋氏は、新しい研究のため、南インドに降り立ちました。1980年の事で、大野晋氏自身の還暦の翌年でした。その研究の成果を翌、81年に『日本語とタミル語』として発表しました。日本とインド、両者の関連性を指摘し、2言語が同一の起源をもつのではないかと推論しています。
“還暦を過ぎて、こんな大変な研究をやる必要はないのでは?”との声に、大野氏は語ったそうです。「僕の人生は、これから始まるんだよ」と(川村二郎著『孤高』)。さらに研究を続け、99年の『日本語練習帳』はベストセラーに。その後も『日本語の形成』『日本語の教室』(いずれも岩波書店)など次々と上梓しています。そして2008年、88歳で亡くなるまで日本語研究に生涯を捧げました。
中国の『淮南子』に「巧は拙に若かず」(巧みは拙さに及ばない。愚直な者が貴い)とも。新しい挑戦に、困難が伴うのは当然です。最初からうまくいくはずはありません。大事なことは、失敗しても投げ出さない、やり遂げる執念です。新しい挑戦に年齢は関係ないですね。
“還暦を過ぎて、こんな大変な研究をやる必要はないのでは?”との声に、大野氏は語ったそうです。「僕の人生は、これから始まるんだよ」と(川村二郎著『孤高』)。さらに研究を続け、99年の『日本語練習帳』はベストセラーに。その後も『日本語の形成』『日本語の教室』(いずれも岩波書店)など次々と上梓しています。そして2008年、88歳で亡くなるまで日本語研究に生涯を捧げました。
中国の『淮南子』に「巧は拙に若かず」(巧みは拙さに及ばない。愚直な者が貴い)とも。新しい挑戦に、困難が伴うのは当然です。最初からうまくいくはずはありません。大事なことは、失敗しても投げ出さない、やり遂げる執念です。新しい挑戦に年齢は関係ないですね。