2012年03月10日

闘う相手は弱い自分

 「経験は、時としてネガティブな選択のもとにもなる」と、将棋棋士の羽生善治氏は語っています。失敗の経験は、自分の思考を縛ることになりかねません。そのため「そういうマイナス面に打ち勝てる理性、自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、経験を活かし切るのは難しくなってしまう」と(『決断力』角川書店)
 これは将棋の世界だけでなく人生万般に通じるものです。サラリーマンが営業にいった際、取引先の開拓や、困難な交渉など、「前回、ダメだったから今回も無理」と二の足を踏みがちです。しかし、その殻を破って「挑戦」へと踏み出すには、自分が強くならねばならない。闘う相手は弱い自分です。  

Posted by mc1460 at 11:52Comments(0)TrackBack(0)つぶやき