2016年12月24日

煙突

 北海道・足寄町に小さな町工場があります。ここで製造される煙突は、結露や結氷を防止できる、国内有数の品質です。この技術を一人で支える職人兼工場長が、創価学会員で地元壮年部の本部長です。彼は、失業して悩んでいた青春時代、信心で奮起して、今の会社に入って以来、この道30年。数千本の煙突を全国に送り出してきました。
 製造過程では、途中まで機械を用いるが、仕上げの微妙な部分は、拍子木でたたいて成型します。「最後に信頼できるのは、培ってきた感性と自分の腕一つです。ほかに取りえはないけれど、これだけは誰にも負けないよ」と、壮年。
 機械も及ばぬ精密な匠の技。それは、受け身の姿勢からは生まれない。大いなる夢と理想を抱き、わが使命の道に打ち込むのに、年齢も環境も関係ないのです。  

Posted by mc1460 at 11:38Comments(0)TrackBack(0)つぶやき