2014年12月24日

歓喜の歌

 ベートーベンの「第九」第4楽章。「歓喜の歌」に入るとき、バリトンは歌いだす。「おお友よ、このような調べではない!」否定されたのは、第1楽章から第3楽章。楽聖の苦悩と葛藤を表現した旋律である。
 興味深いのは、その否定された旋律の中に、「歓喜の歌」のメロディーが断片的・潜在的に含まれていること。否定といっても“全否定”ではない。今までの苦悩にこそ、歓喜の“種”があり、葛藤も全て歓喜に至るための道程だったことを示しています。

  

Posted by mc1460 at 12:01Comments(1)TrackBack(0)つぶやき