2014年09月17日
スエコザサ
植物学者の牧野富太郎博士は、仙台で発見した笹に妻の名を冠し、「スエコザサ」と命名しました。そこには、大変な時にも博士の研究を支え続けた妻への感謝があふれています。
とはいえ、採集した標本50万点、新種の命名1000を数えた博士の業績には、そぐわない受難の人生でした。偉業をねたむ上司の妨害や人事の冷遇……。それでも、理不尽な仕打ちに屈しなかったのは、「必ず、この研究が植物学の未来を開く」との使命感を信じ抜く博士自身と妻がいたからです。
とはいえ、採集した標本50万点、新種の命名1000を数えた博士の業績には、そぐわない受難の人生でした。偉業をねたむ上司の妨害や人事の冷遇……。それでも、理不尽な仕打ちに屈しなかったのは、「必ず、この研究が植物学の未来を開く」との使命感を信じ抜く博士自身と妻がいたからです。