2013年04月10日

メモを取ること

 仕事に取り組む真剣な姿勢。キビキビした行動。春風のように、新鮮な息吹を吹き込む新社会人の姿が清々しいですね。支える先輩も、アドバイスに力が入ります。たとえば「メモを取ること」です。アイデアや情報を書き留めたり、備忘のためなど、メモの取り方はビジネスに欠かせない基本の一つです。当たり前と侮ることなかれ。積み重ねれば大きな差となってくるのです。
 トーマス・エジソンは、小学校の退学や聴覚の不自由など、ハンディをものともせず、人々を驚かせる数々の発明を世に送っています。この世界に知られる発明王は、“メモの虫”でもあったそうです。少年時代から晩年まで克明に日記を綴り、仕事の考察から毎日の食事にいたるまで記録していました。
 「天才とは1%のひらめきと99%の努力の賜物」とは彼の有名な言葉ですが、その意味がやや誤解されているようです。真意は“最初のひらめきが良くなければ、どんな努力も無駄になる”。「ひらめき」こそ大事であり、それを得るための努力こそ肝要、と彼は言いたかった(『エジソンの言葉』浜田和幸著、大和書房)。「メモ」も、その努力の一つだったに違いありません。  

Posted by mc1460 at 11:36Comments(0)TrackBack(0)つぶやき