2013年09月14日

創業は易く守成は難し

 中国の古典『貞観政要』に「創業は易く守成は難し」とあるように、古今東西、事業を継ぎ、守ることの難しさに変わりはありません。大和ハウス工業の樋口武男会長の話です。
 樋口武男会長は有利子負債1400億円を超すグループ会社の再建を命じられるなど、創業者・石橋信夫氏から何度も試練を与えられ、鍛えられました。そうした薫陶への感謝を、氏は繰り返しています。
 石橋氏の人材育成の哲学は「大きい大根を間引きする」ことだったと、樋口会長は綴っています。大きい大根を抜けば、か細い大根に栄養が回り、育ち始める。大きい大根は、あえて開墾していない、やせた土地に植え替える。それでも、再び力強く育っていくという考えです(日本経済新聞「私の履歴書」)

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