2013年06月16日

育った環境

 「木いうのは人間に似てます」――宮大工棟梁の西岡常一氏の言葉です。木のクセは、育った環境でそれぞれ異なります。そのクセや性質を生かして、組み合わせていくそうです。
 独学で建築を学び、世界的に活躍する建築家の安藤忠雄氏。「集まりくる人々の心と心をつなぎ、感動を刻み込むのが建築の真の価値」と語っています。そこに住む人々の幸せを頭に描くことから、氏の仕事は始まります。建物を造る敷地にも、それぞれ“性格”があり、一つとして同じ条件はありません。その敷地の個性を的確に読み取り、計画や設計に生かしていく。「建築をつくる行為は、人を育てることに似ている」と。(『安藤忠雄 仕事をつくる』日本経済新聞出版社)

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